「中村美智恵とのコラボレーション」
私が生まれて初めて人の曲に詞をつけたのは、中村美智恵の紡ぎ出したメロディに対してだった。聴かせてもらった瞬間から、何か予感めいた因縁を感じて、その日のうちに詞ができた。
この人とのそもそもの出会いは音楽ではなく、夢研究のグループだった。お互い夢という現象に深い興味があり、同じ時期に同じ師匠について学んだのがきっかけだった。いわば門下生であり同窓生であり、戦友のようなものだったかもしれない。
その後彼女は作曲を学び、作品を聴かせてもらう機会に恵まれた。その人柄同様、非常にピュアでドラマチックで無国籍な雰囲気を醸すサウンドだった。私はいっぺんで魅了された。最近は音信不通になってしまったが、彼女にはもっともっといい曲を沢山作ってもらいたいし、もっともっとコラボレーションしたいと思っている。